二重の幅は調整できる？目の症状と二重の幅を修正する方法を紹介

ハム目は、ハムを糸なのでギュッと縛ったときにできる膨らみのように、二重の幅が食い込んでいる症状のこと。ポテッとふっくらした二重です。ハム目の原因は、二重の引き込みが弱い、まぶたを開く力が弱いため二重の引き込みが弱くなる、コラーゲンの量が多すぎてふっくらしすぎてしまう、まぶたの脂肪が多いなど。生まれつきハム目の人もいるようです。

ハム目を治す方法は、二重切開法、二重埋没法、眼瞼下垂手術（がんけんかすいしゅじゅつ）の3つです。二重切開法は、二重のラインに沿って皮膚を切開し、ハム目を調整する手術。二重埋没法は、二重の幅を狭くしてふっくらした部分を奥に引っ込めてハム目をスッキリさせます。目の開きを良くするには、眼瞼下垂手術（がんけんかすいしゅじゅつ）。目の開きが良くなると、ポテッとした部分が奥に引き込まれるのでハム目が目立たなくなります。

切開法で二重の幅を広くしたけれど、広くなりすぎて狭くしたい場合は、皮膚切除法や吊り上げ法、脂肪移植を行います。皮膚切除法は、元のラインと新しく作るラインの間の皮膚を切開して修正する方法です。吊り上げ法は、狭い二重を作るために新しくライン作り、食い込みを作成して幅を狭くします。

では、狭くする手術に成功しやすい人はどんな人なのでしょう。まぶたの皮膚が残っている、二重手術の回数が少ない、目をしっかり閉じることができる、まつげから切開した部分が離れているなど。皮膚が余っていない人や余っていても少ない人は、目が閉じづらくなる可能性もあるため、皮膚切除法は向いていないとされています。狭くしたいと思っても希望通りにならないこともあるのです。

もともと二重で幅を広げるには、自分でできる方法と二重整形の2つの方法があります。自分で二重の幅を広げるには、目元のマッサージ・二重の幅を広くするメイク・二重テープや二重のりでラインを作る方法です。まぶたに脂肪がついている、まぶたがむくんでいる、目の周りに筋力が落ちている場合は、目元のマッサージをしてむくみや脂肪を減らしたり、目を開けたり閉じたりする「眼輪筋（がんりんきん）」を鍛えることで二重の幅を広げる効果が期待できます。

マッサージやメイク法、二重テープを試したけれどイメージ通りの二重にならないと感じている人は、二重埋没法や二重切開法を検討してみてはどうでしょう。まぶたの内側に細い糸を通して固定し二重のラインを作る二重埋没法には「瞼板法」と「挙筋法」の2種類があり、どちらも手術時間が短く、抜糸や通院の必要もないとされています。二重切開法は、余分な皮膚や周りの脂肪を切除して二重のラインを作る方法です。

自分で簡単に奥二重を広くしたい人は、二重テープを試してみてはどうでしょう。二重テープは、両面接着タイプや片面接着タイプ、ファイバータイプの3種類。テープを使わないときは元に戻ってしまいますが、安くて手軽なのが特徴です。ただし、長時間使用していると、皮膚に負担がかかってたるみやしわの原因になることも。二重テープはゴム素材を使用しているため、肌がかぶれる可能性こともあるので、必ずパッチテストを行ってください。敏感肌の人は使用しない方がいいでしょう。

「毎日二重テープを使うのは面倒」という人の中には、二重整形に興味を持っている人もいることでしょう。埋没法はメスを使わない手術法です。使用している糸もごく細いものなので、痛みや腫れが少ないとされています。皮膚を傷つけることに抵抗を感じている人には向いている手術だといえるでしょう。ただし、時間の経過によって糸が切れたり、ゆるんだりすることもあるようです。アフターケアが充実しているクリニックを選びましょう。

美容整形で二重の幅を広くしたり、狭くしたり調整することは可能だとされています。ただし、すべての人に向いているとは限りません。自分がどれに当てはまるのか悩んでいる人は、一度美容クリニックの医師に相談してみてはどうでしょう。二重手術をするならクリニック選びも重要です。カウンセリングに時間をかけている、医師の説明がていねいなど、信頼できるクリニックを選んでください。